コレクション: 吉久保酒造株式会社
「水戸黄門」でおなじみの徳川御三家の城下町、茨城県の県都水戸市にある吉久保酒造は、寛政2年(1790年)に米穀商であった初代粟野屋吉久保清三郎氏が酒造業を起こしたのが始まりです。
酒造りに携わる蔵人全員が茨城県出身で平均年齢は30歳。
創業当時の酒名は「甕の月(みかのつき)」でしたが、明治初期に天下一品から取った「一品」に変更し、茨城県内ではあまねく知られた銘柄となっています。
徹底した温度管理の中、世界15ヵ国以上に輸出されています。
「百歳」ブランドは、山形県「東北泉」の名杜氏として名を馳せた佐々木勝雄杜氏が吉久保酒造に移籍し、時を同じくして専務取締役として第12代目次期蔵元の吉久保博之さんが蔵入りしたことを機に、平成18年(2006年)に新たに立ち上げた限定流通ブランド。
もともと平成元年(1989年)の水戸市市制施行100周年を機に考えられた酒名に、「100歳まで永く愛飲して頂けるように。」との願いを重ねて誕生したお酒です。
これまでの酒質とは違い、米の力強い味わいと豊かなコクを追求した複雑な深みを感じるのが「百歳」です。