コレクション: 森島酒造株式会社

1945年太平洋戦争で蔵が焼け失います。栃木県から大谷石を取り寄せて、さらに強固な蔵を建てなおしますが、2011年東日本大震災で敷地内を横断する地割れが起こり、石壁の亀裂が入ります。
移転、廃業を考えるが、当地での再生を決意し、現在も日本酒を造り、150年の伝統を今も守り続けています。

森島酒造の酒造りの肝は洗米、蒸し、麹造りの工程で酒質の8割がた決まるという自論に行きつき、そこに全力投球しています。
クラシカルな種麹と酵母でモダンな味わいを造り上げ、甘さと酸味を強調した流行りのお酒とは一線を画しています。フレッシュさを残すハリのある旨味と程良い酸味、透明度の高い軽快な後口で飲み飽きせず盃が進みます。

さらに狙った味に落とし込むために、チーム全体で瓶詰めや瓶燗での火入タイミング、タンク毎と商品毎に照準を定めて出荷するタイミング決めています。

ラベルデザインの大谷石には4つの思いがあります。
⚪︎森島のシンボルは石蔵、その石片
⚪︎震災での決意を忘れない
⚪︎自分自身に一石を投じる酒造り
⚪︎この作品をお客様へ、一石投じる